専門医が教える!
頚椎椎間板ヘルニアの
治療のすべて

このサイトでは、頚椎椎間板ヘルニアの代表的な治療方法「保存的療法」と「手術」について詳しく解説しています。
さらに日帰りができ、切らない手術で注目を集めている「PLDD(レーザー椎間板除圧術)」を特集。
専門医である伊東信久先生に PLDD療法のメリットやリスク、治療の流れについて教えていただいた内容をまとめています。

頚椎椎間板ヘルニアの
代表的治療法

頚椎椎間板ヘルニアの代表的治療法

頚椎椎間板ヘルニアの治療方法には大きく分けると保存的療法と手術療法の2つがあります。それぞれ複数の治療法があり、それらを組み合わせながら症状に適した治療を行っていきます。 どの治療を受けるにしても、数多くの症例を手がけてきた実績のあるクリニックや経験のある医師を選ぶことが最も重要になります。

保存的療法

安静治療

症状の
レベル
軽度~中度
治療期間の
目安
3~4ヶ月
治療の
特徴
切らない治療

首を安静にすることが頚椎椎間板ヘルニアの保存的療法の基本です。安静治療では首まわりにネックカラー(頚椎カラー)というむち打ち症の時につけるような装具を巻いて首の動きを固定。首に負担がかかる仕事・運動は控えます。

姿勢矯正

症状の
レベル
軽度~中度
治療期間の
目安
数日~数ヶ月
治療の
特徴
切らない治療

椎間板への負担を軽くするために固くなった痛む部位の筋肉をほぐし、姿勢矯正を行って体のゆがみを矯正します。また正しい位置に肩甲骨を戻したり、仙骨や頚椎の周りのバランスを整えたり、良い姿勢ができるようにアドバイスも行います。

薬物療法

症状の
レベル
軽度~重度
治療期間の
目安
3~4ヶ月
治療の
特徴
切らない治療

薬を服用して神経の働きを良くし頚椎椎間板ヘルニアの炎症を抑えて症状を緩和させる療法です。急性期の痛みの強い時期の2~3週間は消炎鎮痛薬などで治療しますが、痛みが治まらない場合には痛み止め薬を服用したり神経ブロック注射を打ったりします。

ブロック注射

症状の
レベル
軽度~重度
治療期間の
目安
1~2週間に1回
治療の
特徴
切らない治療

頚椎椎間板ヘルニアの痛みの原因となっている神経やその周りに特殊な針を刺して局所麻酔薬、抗炎症剤、ステロイドなどの薬を注入し痛みを抑えます。急性期の痛みを抑えるためにほかの治療と並行してブロック注射を使うこともあります。

生活改善

症状の
レベル
軽度~中度
治療期間の
目安
適宜
治療の
特徴
切らない治療

頚椎椎間板ヘルニアの原因は日常生活における悪い姿勢や運動不足によるものです。
再発防止や予防をするためには生活習慣を改善する必要があります。常日頃から良い姿勢を保ち、適度な運動をするように心がけましょう。

手術

PLDD
(経皮的レーザー椎間板減圧術)

症状の
レベル
軽度~中度
治療期間の
目安
日帰り手術が可能、照射時間5分程度
治療の
特徴
切らない治療

椎間板にレーザーファイバーを刺して飛び出ているヘルニアの髄核にレーザーを照射し、椎間板を縮ませることで、ヘルニアの突出が自然となくなるようにする治療方法です。ヘルニアによる神経の圧迫が軽減され痛みや痺れが改善します。

MED
(内視鏡椎間板ヘルニア摘出術)

症状の
レベル
中度~重度
治療期間の
目安
入院期間1~2日、手術時間約60分
治療の
特徴
切らない治療

首の前方側から細い内視鏡を椎間板内に挿入し、レーザーを照射する治療方法です。
手術は患部を拡大したモニターで確認しながら行われるため、患部のヘルニアだけを取り除き、正常な部分は残すことができます。

切開手術
(前方除圧術、後方除圧術)

症状の
レベル
軽度~重度
治療期間の
目安
入院期間約2週間、手術時間2~3時間
治療の
特徴
切る治療

昔から行われている神経を圧迫している頚椎椎間板ヘルニアを摘出する切開手術です。首の前方側から切開して神経根、脊髄を除圧する前方除圧術と首の後方側から切開して椎弓に蝶番の役割を与えるようにする後方除圧術があります。

体への負担が少なくて済む
PLDDとは?

PLDD

ただでさえ痛みと闘いながらの椎間板ヘルニア治療。できることならこれ以上痛みを伴わず、保存療法で治療を行うのが望ましいですが、結果的には保存療法でも痛みの根本から改善されることは少ないのが現実です。

一時的に回復しても、症状が再発してしまうことも多く、その度に治療費をかけて苦痛をともないながら通院するのでは、体への負担も経済的負担も大きくなってしまいます。従来の切開手術は根本的な解決が望めますが、全身麻酔などで体にはどうしても負荷がかかります。

そこで注目されているのが、痛みや身体への負担が少ないPLDD手術です。

PLDDは、現在行われている椎間板ヘルニア手術の中では最も体への負担が少ない方法です。患部にレーザーを照射してヘルニアの突出をなくし、痛みや痺れを改善する手術で、傷痕は針の穴程度。ほとんど出血もなく副作用も少ないため、日常生活にほとんど支障をきたすことなく治療することができます。

PLDDの特徴

日帰り

ほかの手術のように入院する必要がなく、治療直後から普通の生活をすることができるようになります。

切らない手術

ほかの手術のようにメスを使って皮膚を切るわけではないので、体への負担が少なくて済みます。

局部麻酔

全身麻酔のように全身に影響しないため、呼吸や循環が安定し、安全に治療できます。費用も全身麻酔より低価格です。

手術時間が短い

レーザーの照射時間は5分程度で、治療後は1時間程度安静にして医師の診察を受ければすぐに帰宅できます。

PLDDは長期間休めない方にオススメ

PLDDのメリット

日帰り手術が可能なPLDDは、長期間休みを取れない忙しい方に適した治療法です。患者さんの中には、手術の翌々日から出勤される方も多いそうです。 椎間板ヘルニアは症状により治療方法が変わるため、すべての方にとって最適な治療法はありませんが、自分の症状が対応可能かどうか、専門医のいる病院で診てもらうことをオススメします。

頚椎椎間板ヘルニアのPLDD治療を得意とする
監修医師伊東信久先生

手術成功率は驚異の98%越え。
他院で適用外と断られた難治性症例を対応し、手術後に症状が改善した実績もあるとのこと。
他にも「年のせいだから仕方ない、様子を見ましょう」と言われた症例の治療実績もあります。
10歳の子どもから90歳近い高齢の方まで治療しているため、幅広い年齢層から支持されているようです。

伊東くりにっく

伊東くりにっくの公式HP画面

クリニックの特徴

  • PLDD専門クリニック
  • PLDD治療実績は6,000件以上
  • 頚椎椎間板ヘルニアの患者を多く診ている

所在地

大阪市福島区福島1-1-51堂島クロスウォーク4F (大阪中之島クリニックモール内)

アクセス

JR環状線「福島駅」より徒歩9分
JR東西線「新福島駅」より徒歩3分
京阪中之島線「中之島駅」より徒歩3分

専門医・伊東先生が解説!
PLDD治療をより詳しく

危険性は?頚椎椎間板ヘルニア治療のリスク

頚椎椎間板ヘルニアの手術方法は、大きく分けると首前方から手術する前方除圧固定術と、首後方から手術する後方除圧術があります。前方除圧固定術は、頸椎のある前方、喉側を開いて椎間板と飛び出してしまったヘルニアを全て取り出し、椎骨同士を金属または自分の骨を移植して固定する手術です。前方除圧固定術では、食道などの器官がある首の前方を開くので、手術によって声がかすれてしまったり、物を上手く呑み込めなくなってしまったりすることがあります。

後方除圧術は、首の後ろの中心に縦にメスを入れて10cmほど開き、そこから椎骨の傍にある椎弓という部分を切り開き、脊髄が入っている脊柱管を広げて中にある飛び出してしまったヘルニアを取り出す手術方法。後方除圧術の場合は、首の後ろにある頭を支えている筋肉を切ってしまうので、肩が凝ることが多くなります。

頚椎椎間板ヘルニア治療のおもな合併症

頚椎椎間板ヘルニア治療を受けられる病院の種類

整形外科

「整形外科」は、体の運動器官の病気やケガを治療する医療機関です。肩こりや腰痛、神経痛といった痛み、脱臼やねんざ、骨折などのケガを、整形外科医師が診察・治療します。そのため「腕がピリピリする」「時間や行動に関係なく、常に首が痛い」「肩こりがずっと続いている」といった症状が出た場合は、最初に受診したほうが良い医療機関です。痛みの原因を調べるため、主に首(頚椎)、肩、腰(腰椎)の状態を確認し、レントゲン等で骨をチェックしていきます。

整骨院/接骨院

「整骨院/接骨院」は「柔道整復師」保有者が開院している治療施設です。柔道整復師とは、3年間の医学勉強+手当の実技を経て取得できる国家試験。基本的に骨を扱う治療は、医師と柔道整復師以外に許されていないため、最低限の医療の質を担保している治療施設といえます。ちなみに整骨院と接骨院は院によって名乗り方が異なるだけで、治療内容は変わりません。整骨院/接骨院は骨盤矯正や骨格調整を行い、体のバランスを整えたうえで、首の痛みや腰痛、肩こり改善の治療を施します。

整体院

整体院も整骨院/接骨院と同じく、日頃の痛みのケアをサポートしてくれる診療施設です。しかし、整骨院/接骨院と大きく異なる点は「保健所への届け出が無くても、施設が開業できる」ということ。国家資格を保持したうえで整体院を経営されている人もいますが、国家資格を取得していない整体師でも開業可能です。医療の資格を持っていない人でも、マッサージや骨盤矯正といった技術を学び、その技術を持ったうえで開業すると「整体」という扱いになります。カイロプラクティック、中国整体、オステオパシーといった様々な施術方法があるのも整体院の特徴の一つ。民間療法

予防や再発防止に有効な脊椎ドック

脊椎ドックはこんな人におすすめ

  1. 背骨からくると言われているさまざまな疾患が心配になっている人
  2. 自分の背骨や脊髄の健康状態を知り、どんな治療法があるのかを知っておきたい人
  3. 手術を迷っており、セカンドオピニオンを考えている人
  4. 長年、腰の痛みや手のしびれに悩まされている人

脊椎ドックは、クリニックによって行なわれる検査の詳細に違いがあります。頚椎、胸椎、腰椎と部位ごとに分けられているほか、MRIとX線を組み合わせた検査などコースが選べ、自分の希望する検査を組み合わせることが可能です。基本的には、MRIやCTスキャン、X線検査といった指定された画像診断を受け、専門医による問診や診察を受けます。もし異常が見つかった場合には、オプションで骨密度の検査や血圧脈波検査を受け、疾患を突き止められます。その他には、専門医によるアドバイスが受けられます。

頚椎椎間板ヘルニアとは

頚椎椎間板ヘルニアとは

頚椎椎間板ヘルニアは頚椎の間にある椎間板というクッションの役目をする部分が飛び出して神経を圧迫する病気です。神経が圧迫されることで腕や手などに痛みや痺れなどの症状が出てきます。
頚椎とは24個の椎骨から成っている脊椎の上部7つの椎骨のことで、重い頭を支えて首を曲げたり、ねじったり動かすための役割を担っています。頚椎には神経が通っていて手や肩に送られる脳からの信号を伝達しています。