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頚椎椎間板ヘルニアをセルフチェックするテスト方法

自分が頚椎椎間板ヘルニアを発症しているかどうか、その可能性を探る簡単なテストがあります。

頚椎椎間板ヘルニアかも知れないと思ったら?

日常の中で違和感を覚えたり、自分が頚椎椎間板ヘルニアかも知れないと思ったりした時、簡単なポイントをチェックすることで、椎間板ヘルニアの可能性を探ることができます。

ただし、これはあくまでも可能性をテストする方法であり、自分で結果を決めつけることは絶対に止めましょう。

首を曲げた時の痛み・しびれ

首を前後に曲げた時、首や背中、肩、手などに痛みやしびれの症状が現れたり、またそれが強まったりすれば、頚椎椎間板ヘルニアである可能性があります。特に、首を後ろに曲げてみて、指に力が入らなくなったり、指先がしびれたりすれば、直ちに専門医の診断を受けましょう。

ただし、無理に首を曲げたり動かしたりすることは、頚椎椎間板ヘルニアを悪化させる恐れがあり、注意しなければなりません。

日常の動作ができなくなる

頚椎椎間板ヘルニアの症状が現れると、日常の動作に問題が現れることもあります。

以下はその一例です。

ボタンがとめられない

これまで当たり前にできていたにも関わらず、急に洋服のボタンがとめられなくなったり、とめにくいと感じたりなったとすれば、頚椎椎間板ヘルニアなどの病気の可能性があります。

手先のしびれや機能障害は、様々な病気の徴候でもあり、医師に相談する際はきちんと状態を告げるようにしましょう。

箸でものをつかめない

箸を上手く使えなくなったり、つまんだものを落としやすくなったりすることも、ボタン同様に指先の状態をチェックするポイントです。

ものを握れない

箸などの道具を使っていない時でも、手すりやものを掴む力が弱くなったり、手に持ったものを落としやすくなったりすれば、手のマヒや筋力低下が生じている可能性もあるでしょう。

普段の生活で見られる異常

手を使った動作に限らず、他にも日常生活の中で注目すべきポイントがあります。

以下はその一例です。

枕を使って寝ている時の違和感

普段に立っている時は平気なのに、枕を使って眠ろうとした際、急に手足がしびれたり、痛みが生じたりする場合があります。

枕によって頭を持ち上げられたり、首の後ろが圧迫されたりして、それらの症状が出ているとすれば、頚椎椎間板ヘルニアの可能性があるでしょう。

転びやすくなった・歩行障害

段差がない場所でも転びやすくなったり、ベッドから起き上がる時にバランスを崩しやすくなったり、また早歩きができなくなるなど、歩行に関して異常が現れることがあります。

バランス感覚の喪失や歩行障害などは、頚椎椎間板ヘルニアや腰椎椎間板ヘルニアだけでなく、脳機能や神経に障害が生じている際にも認められる、典型的な症状の1つです。

筋力が低下した

頚椎椎間板ヘルニアによる運動機能障害に伴い、筋肉が弱体化したり、筋力が低下したりすることがあります。

筋力の低下は、運動量が減ることで筋肉が不足している場合と、神経伝達に異常が生じて上手く筋肉を操作できなくなっている場合など、様々な原因が考えられます。

排尿障害・排便障害

頚椎椎間板ヘルニアや腰椎椎間板ヘルニアが悪化することで、おしっこが出にくくなったり、便秘になったりと、トイレに関する異常が現れることもあります。

ヘルニア患者で排尿障害や排便障害が見られる場合、症状の深刻化が疑われるため、直ちに医師から適切な処置を受けることが必要です。

10秒テスト

10秒間に指を閉じたり開いたりする動作を20回以上できるかどうか、確認するのが10秒テストです。もしも、10秒間でグー・パーを20回以下しか繰り返せない場合、頚椎の神経に何らかの異常が生じている可能性が疑われます。

無理なテストや自己診断は危険

原則として、頚椎椎間板ヘルニアの確定診断には、医師によるMRI検査やレントゲン撮影が必要です。

そのため、もしも自分が頚椎椎間板ヘルニアかも知れないと思った場合は、それ以上のテストやマッサージなどをせず、速やかに専門医へ相談しましょう。

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