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頚椎椎間板ヘルニアと運動の影響

頚椎椎間板ヘルニアに対する運動の影響や、ヘルニア治療前・治療後の運動で注意すべき点などについて、きちんと把握しておきましょう。

頚椎椎間板ヘルニアと運動の関係性

頚椎椎間板ヘルニアの発症・悪化の原因となりうる運動

頚椎椎間板ヘルニアの発症・悪化の原因として、長期的な首への負担があると考えられており、その内の1つに運動があるとされています。

ここでの「運動」は、特定のスポーツのように激しいものだけでなく、例えばスマートホンを長時間にわたって覗き込んだり、仕事で上を向く時間が長かったりと、日常的に行われる動作も全て含まれます。

首の重さは体重の約1割

首は、人の頭を支える土台といえますが、人の頭部は体重のおよそ8~13%程度もある、とても重たい部分です。

つまり、仮に体重が60kgの人であれば、その人の首は常に6kg前後の重りを支えているといえるでしょう。そしてだからこそ、姿勢が悪かったり、首を無理に曲げたりするような時間が長くなったりすれば、それだけ首の骨(頚椎)への負担も大きくなります。

運動不足が頚椎椎間板ヘルニアの原因となる?

首に負担をかけるような運動や動作が、頚椎椎間板ヘルニアの原因になる一方、運動不足によって首の筋力や柔軟性が低下することもまた、頚椎椎間板ヘルニアの原因となりえます。

首の筋力が不足すると、その分、骨だけで支えなければならない頭部の重量が増加し、頚椎への負担も増大してしまうことが必然です。また、柔軟性が不足しても、首を曲げた際の負担が高まります。

そのため、無理な運動や動作が頚椎椎間板ヘルニアの原因になるかも知れないと恐れるあまり、運動を全くしないこともまた非常に危険です。

頚椎椎間板ヘルニアの発症後に運動はできるのか?

頚椎椎間板ヘルニアが発症した場合、誤った運動によって首への負担が増大すれば、症状はさらに深刻化します。

ただし、頚椎椎間板ヘルニアの症状緩和を目的として、姿勢矯正や筋力強化のために運動療法によるリハビリが行われることもあるでしょう。

とはいえ、運動療法は歴とした治療行為であり、必ず主治医や専門家の管理・指導の下で、適切な方法によって行わなければなりません。

頚椎椎間板ヘルニアの手術後の運動

頚椎椎間板ヘルニアの症状が悪化し、歩行障害などがあった場合、手術によってヘルニアが除去された後、運動機能を回復させるためのリハビリが必要になります。

また、ヘルニアの発症が運動不足に起因していると考えられる場合、姿勢矯正や筋力向上のための運動が必要です。

ただし、手術後いつから運動を再開するかは、手術法や体の状態を基にした主治医の判断に任せられます。

尚、スポーツのような激しい運動の再開に関しては、数週間から数ヶ月間は待たなければならないこともあるでしょう。

頚椎椎間板ヘルニアとスポーツの関係

スポーツがヘルニアの原因になるのか?

日常的な運動による首への負担の継続が、頚椎椎間板ヘルニアを発症させる原因になると考えられている一方、スポーツと頚椎椎間板ヘルニアとの関連性については、必ずしも解明されていないのが現状です。そのため、特定のスポーツをしたからといって、絶対に頚椎椎間板ヘルニアになると言い切ることはできません。

ただし、少なくとも頚椎椎間板ヘルニアの発症後は、首に負担をかけるような運動やスポーツは厳禁です。また、頚椎椎間板ヘルニアの影響によって、本人が気付かない程度の運動機能障害が生じている場合、競技パフォーマンスが低下してしまう場合もあるでしょう。

頚椎椎間板ヘルニアと水泳

水泳や水中歩行は、体重が浮力に支えられるので、腰椎椎間板ヘルニアや腰痛の症状緩和を目的として行われることがありますが、頚椎椎間板ヘルニアの場合、首へ負担をかける危険があり、不用意に行うことは危険です。

頚椎椎間板ヘルニアとゴルフ

足や腰をひねり、瞬間的に大きな負荷もかかるゴルフは、ヘルニアとの関連性が懸念されているスポーツでもあります。またゴルフは前傾姿勢を維持しなければならず、発症後に医師から止められる可能性は高いでしょう。