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伊東医師に聞く、PLDD治療とは

当サイト監修医 伊東医師

伊東医師に聞く、PLDDとは

当サイトの監修を行っていただいた伊東くりにっく院長伊東信久医師は、PLDD治療の第一人者として知られています。元々は脳神神経外科や形成外科を専門としていましたが、2006年日本ではあまり採用されていなかったヘルニアのレザー治療を専門に行うクリニックとして「伊東くりにっく」を開設。それから著名人をはじめヘルニアで悩む多くの方の治療に携わってきました。そんなPLDD治療はもちろん幅広い分野の知識を有している伊東医師にPLDD治療について解説していただきました。

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そもそもPLDDとは?

PLDDとは「Percutaneous Laser Disc Decompression」の略で、日本語に訳すると「経皮的レーザー椎間板髄核減圧術」といいます。腰椎や頸椎いずれのヘルニアに対応し体への負担が少なく、傷口もほとんど残らない画期的な治療法ですが、認知度はまだまだ低いといえます。切開手術に抵抗がある方や、リハビリに時間がさけないため早期復帰したいという方におすすめできる手術法です。

治療内容は、局所麻酔を行い、椎間板のヘルニアに1mmほどの針を刺し、そこからレーザーを照射する方法です。レーザーをあてるとヘルニアが蒸散されることで小さな空洞ができます。その空洞をなくすため、神経を圧迫していた椎間板が委縮することによりはみ出ていたヘルニアが引っ込みます。この仕組みにより痛みやしびれがなくなったり、軽減されたりします。

身体への負担が少ないのが特徴

治療直後に効果が現れ痛みやしびれが取れる患者さんが多く、だいたい3カ月以内で症状が改善されます。レーザーの照射時間や量、問題のある箇所に針を通すことができるかなど、十分な経験を積んだ医師の腕が重要になりますが、切開手術に比べ体への負担が極めて少ないのが特徴です。

PLDDは治癒成功率が高く一般的に70~89%、再発率も4~5%というデータがあります。伊東くりにっくの場合、効果に個人差はあるものの94%以上の患者さんに効果が見られました。失敗率も0%となっています。ただし、PLDDを成功させるには医師の技術が重要になります。PLDDによる治療を考えている場合、専門医による診断を受けることをおすすめします。

60%の方が1週間以内に効果を実感

患者の体質やヘルニアの重度によって回復のスピードは異なりますが、術後すぐにしびれや痛みがなくなったと感じる方が全体の約40%、1週間で効果を実感した方は約20%です。1ヶ月ほどかかった方は約5%で、治療を受けた多くの患者が症状の改善を感じています。

3ヶ月~半年ほどかけて、ゆっくりと症状が改善するケースもあり、その人数も合わせた実際の治療を受けた患者のほとんどの方が手術の効果を実感しています。術後は1時間ほど安静にした後、医師による回診で帰宅許可が出れば問題ありません。薬の服用方法に関する指導や術後の経過を診察する日を取り決めて、即日で退院できます。

また、PLDDは切開しないため、縫合することがなく手術痕がほとんど残りません。ダウンタイムが短く、比較的すぐに回復できるので日常生活や仕事への復帰がしやすいのもメリットの1つです。

どんな症状の方にPLDDは向いているのか?

発症して間もない急性期から慢性的な症状に苦しむ方に向いています。症状としましては、軽度のヘルニアや坐骨神経痛、下肢のしびれや痛みなどがあげられます。また、すでに保存療法を行なっているが改善されない方や他院で切開手術を受けたくない方、手術を受けても症状が改善されなかった方に改善が見込める治療法です。

向いているか否かは椎間板がどれだけ飛び出しているかを判断の基準としていますので、症状によっては患者さんが希望されても切開手術をおすすめする場合があります。

PLDDで対応できないケースは?

全てのヘルニアに対応しているわけではなく、例えば胸椎椎間板ヘルニアには有効ではありません。また、大型や脱出型で重症化している場合、効果が得られにくくになります。「手術をしたけど効果がなかった」とならないためにも、診断時にMRI検査、X線検査などを行い総合的に判断してもらいましょう。不適当であった場合、他の治療法をおすすめしています。

どんなメリットがあるの?

PLDDのメリットは、何と言っても成功率が94%以上ということです。患部を的確に見極め、適切な治療を行なっています。患者の体質やヘルニアの重度によって回復力のスピードは異なりますが、術後すぐにしびれや痛みがなくなったと感じる方が全体の約40%・1週間で効果を実感した方は約20%です。1ヶ月ほどかかった方は約5%で、治療を受けた半分以上の患者が症状の改善を感じています。

3ヶ月~半年ほどかけてゆっくりと症状が改善するケースもあり、その人数も合わせた実際の治療を受けた患者のほとんどの方が手術の効果を実感しているそう。さらに、PLDDの手術は患者への負担が少ないのが特徴です。手術時間は10~15分程度。体への負担が少ない全身麻酔ではなく、局所麻酔を使用しています。

術後は1時間ほど安静にした後、医師による回診で帰宅許可が出れば問題ありません。薬の服用方法に関する指導や、術後の経過を診察する日を取り決めて即日で退院できます。また、PLDDは切開しないため、縫合することがなく手術痕がほとんど残りません。ダウンタイムが短く、比較的すぐに回復できるので日常生活や仕事への復帰しやすいのもメリットの一つです。

切開治療とPLDDの違いとは?

切開治療とPLDDの一番の違いは、手術時間と入院期間の短さです。

切開治療の場合、手術時間は1~2時間ほど。入院期間が1ヶ月もあり、リハビリが必要です。一方、PLDDは15分ほどで手術が終了し、即日退院もできます。手術直後はなるべく安静にする必要がありますが、2日後になるとほぼ日常生活をおくれるようになり、1週間後にはゴルフや水泳のような体を動かすことが可能です。そのため、手術当日は手術前後のカウンセリングを含めてもおよそ2時間もあれば、治療を受けることができます。なるべく体に負担をかけずすぐに職場や通常の生活に戻りたい方におすすめです。しかし、腰痛や首痛、ヘルニア治療にとって最適な治療方法だからと言っても、全ての方に対して適切な治療というわけではありません。患者一人ひとりの体質や症状に合った治療を提供するために、伊藤くりにっくでは丁寧な診察を行ない、患者と一緒になって治療方針を決めることができます。

危険性やデメリットはないの?

重大な合併症を引き起こす可能性は基本的にありません。しかし、PLDDはレーザー照射を受けたヘルニア部分を高温にし、その熱で蒸散させますが、ガスがたまる場合があります。術後1週間は、そのガスが神経を圧迫し一時的に痛みが起こる場合があります。ただし、1週間経過すればガスは排出されますので、痛みも収まります。

健康保険は適用外、自由診療となる

伊東くりにっくではPLDDで症状が悪化した事例はありません。ヘルニアの症状によっては切開手術をとる場合もあり、この場合、事前に患者さんにお話しします。また、健康保険適用外の自由診療となるため、相応の費用がかかります。ただし、各種生命保険の手術に該当する場合があるので、加入している保険会社にご確認ください。

PLDDを受けたから必ず症状が改善されるとは限りません。復帰時間が短いためPLDDを試したいという方も多くいますが、PLDDが有効な手術になりえるかは医師による確かな診断が必要になります。医師は状態をしっかりと調べ、PLDDを行うかどうか治療方針を患者さんと一致させる必要がありますが、PLDDを専門で実施している施設は多くないため、医師の対応実績も重要な要素です。

治療の流れは?

伊東くりにっくでは以下の流れになっています。

1.治療の前の診察

問診後にレントゲンやMRIによる検査でヘルニアの原因をチェック。検査後、治療にPLDDが最適だと判断された場合、他の治療法も一緒に提示したうえで話し合って治療方針を決めます。

2.手術の準備

手術当日は化膿防止のための抗生物質を服用して準備を整え、処置室で待機します。

3.局所麻酔を注射

横向きに寝てた状態になり、椎間板がはみ出ている患部周辺に局所麻酔を打ちます。切開手術のように全身麻酔ではないので、リスクを最小限に抑えることが可能です。

4.針を入れた後にレーザーを照射

麻酔が効いてきたら慎重に針を患部に挿入。ヘルニアの原因となっている椎間板に針を入れ、レーザーを照射して空洞を作ります。空洞を作ることで時間の経過とともにはみ出た部分を引っ込めるのです。

5.安静にした後は帰宅可能

照射し終えたら、針を抜いて手術終了です。その後1時間ほど安静していれば、医師から帰宅許可がもらえるので、その日のうちに帰宅しても問題ありません。

通常の切開手術の場合、1ヶ月ほど入院やリハビリをしなければいけないのですが、PLDDは入院が不要で、その日で手術が終わります。

伊東くりにっくについて

長年腰痛や首肩痛で悩んでる方の気持ちに寄り添った診療

人間が活動するうえでは腰を大切しなければならず、もしも腰痛になってしまうと生活に支障をきたしてしまうことも少なくありません。慢性的な痛みによる悩みを抱え続けている方の中には、ストレスによって精神的なダメージを受けてしまうことも。腰痛以外にも肩の痛みや、手足のしびれなどの症状も正確に診断してもらわなければいけないのです。

一緒になって治療方針を決定していくが可能

現在、腰や首肩の痛みに悩んで病院に行っても坐骨神経痛や腰椎症と診断され、しばらく様子を見ることになり、具体的な治療を受けられないケースがあります。しかし、きちんとした方法で詳細を調べると、症状の原因は別のところにあったなんてことも。

伊藤院長はそんな患者のために、一人ひとりの悩みに対して真摯に向き合い、より最適な治療方法を提案してくれるでしょう。

患者に負担を最小限に抑えたPLDDを導入

PLDDを導入している伊藤くりにっく。従来の治療方法では困難だった椎間板ヘルニアをレーザーで治療する新しい方法を取り入れています。

PLDDは体への負担が少なく、傷跡がほとんど残りません。ダウンタイムが短いので、術後は即日退院ができます。実際、伊藤くりにっくで治療受けたほとんどの方が症状の改善を実感しているそうです。

経験豊富な医師が治療を担当

伊藤くりにっくは、豊富なPLDDの臨床実績を積んだ伊藤院長が治療を行なっています。伊藤院長は、まだまだ多くのクリニックに導入されていなかったPLDDに目を付け、いち早く取り入れたため圧倒的な臨床数を持っているのです。

伊藤院長は、腰痛で長年悩んでいる患者に対してPLDDという治療があることを知ってもらうために、中心となって治療に取り組んでいます。

伊東くりにっくの感染症対策について

最適な環境でPLDDを行なうために、高度な医療設備を整えている伊藤くりにっく。患者が安心して治療が受けられるように、徹底した感染対策を行なっています。

例えば、レーザー機器以外の医療道具は1回使用する度に廃棄。治療室には殺菌灯を配置して、細菌が繁殖しにくいように管理しています。さらに、感染症対策として、PLDD治療の前には抗生剤の服用を勧めているそう。糖尿病の方には点滴を用いており、院内感染に対して細部まで気を配っています。

入院が必要になった際は、家族の面会ですらもNGする徹底ぶり。院内への立ち入りも遠慮してもらうようにしており、細かい衛生管理のもと治療が行なわれます。

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