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決定版!頚椎椎間板ヘルニア治療徹底ガイド » 頚椎椎間板ヘルニアの予防や再発防止に有効な脊椎ドック

頚椎椎間板ヘルニアの予防や再発防止に有効な脊椎ドック

このページでは、脊椎ドックの検査内容や種類について説明しています。

予防や再発防止のために受けておきたい脊椎ドック

脊椎ドックとは

脊椎ドックの「脊椎(せきつい)」は、背骨と言われている部分のことです。背骨は「頚椎」「胸椎」「腰椎」の順に並んでいます。それらをMRIやX線、CTスキャンで撮影し、日本脊椎脊髄病学会認定医による神経学的検査と結果説明が受けられるのが脊椎ドックです。検査時間は最短で1時間程度なので、気軽に受けられます。

脊椎は体を支えているほか、人間の多くの動作に関わる神経・脊髄を保護している大切な部位です。椎間板ヘルニア、脊柱狭窄症、変形性脊椎症など、さまざまな疾患の原因にもなる恐れがあります。脊椎に関する疾患は、症状が悪化してしまうと日常生活が困難になるおそれもあります。

さらに、一度発症してしまうと再発しやすい疾患が多いため、予防・再発防止の取り組みは何よりも大切。そのため自分に最適な治療や予防策を見つけるために、あるいはセカンドオピニオンとして、脊椎ドックは非常に重要なものなのです。

脊椎ドックはこんな方におすすめ

脊椎ドックの検査内容と種類

脊椎ドックは、クリニックによって行なわれる検査の詳細に違いがあります。頚椎、胸椎、腰椎と部位ごとに分けられているほか、MRIとX線を組み合わせた検査などコースが選べ、自分の希望する検査を組み合わせることが可能です。

日本脊椎脊髄ドック協会のガイドラインによると「1.5以上のMRI装置」「16列以上のMDCT」「一般X線装置」による画像診断と、専門医による問診や検査にあたる「神経学的検査」が推奨されています。
脊椎ドックでは、椎間板ヘルニアをはじめとしたさまざまな脊椎に関する疾患の有無が分かるほか、専門医による治療のアドバイスを受けることができます。

もし、その他に検査が必要な場合には、オプションで骨密度測定や血圧脈波検査を受けることも可能。異常があった場合にはすみやかに治療に入れるので、早期治療や予防対策を行なうことができます。症状がある場合には、どのように治療をすすめていくのかを専門医と相談することができ、最適な治療が見つけられます。

脊椎ドックの流れ

脊椎ドックを行なっているクリニックを探し予約します。予約必須のクリニックが多いのでご注意ください。MRIやCTスキャン、X線検査といった指定された画像診断を受け、専門医による問診や診察を受けます。もし異常が見つかった場合には、オプションで骨密度の検査や血圧脈波検査を受け、疾患を突き止められます。その他には、専門医によるアドバイスが受けられます。

脊椎ドックの費用目安

脊椎ドック:55,000~65,000円
クリニックで行なわれている脊椎ドックの内容によって、費用は異なります。オプションで追加検査を行なう場合には、検査費用が加算されていくようです。